2月 162015
 

「不妊症」と言う言葉はよく聞くことがあっても、「不育症」と言う言葉はここで初めて聞く方も多いのではないでしょうか。「不妊症と不育症は同じようなものなのかな?」と考えてしまう方も多いのですが、不妊症と不育症は異なるものです。

まず、皆さんがよく聞く不妊症は、妊娠を望んでいても受精や受精卵の着床が成功せずになかなか妊娠に繋がらないことを言います。「1年以上妊活していても、なかなか妊娠できない。」と言う方は不妊症の可能性があります。

不育症とは?

一方、不育症は妊娠することは出来ても、死産や流産を繰り返してなかなか出産に繋がらないことを言います。「過去に2回以上流産を繰り返したことがある。」と言う方は、もしかしたら不育症なのかも知れませんね。2回以上流産を繰り返すと「反復流産」、3回以上流産を繰り返すと「習慣流産」と言っていずれも不育症に該当します。

つまり、不妊症と不育症の大きな違いは妊娠しないか妊娠しているかの違いです。不妊症にしても不育症にしても出産できないことには変わりなく、子供を望む方にとっては非常に辛いことですよね。ただ、不育症に関しては、医師の治療を受けることで8割以上の方が子供を授かることが出来ています。なので、「不育症だから子供が出来ないかも知れない。」などと不安になることはありません。諦めずに妊活に励めば、次こそは元気な子供を授かることが出来るかも知れません。

流産した場合、考えられる原因

では、せっかく妊娠しても何故流産してしまうのでしょうか。親側に考えられる原因としては、男性か女性かどちらかの精子や卵子の異常、子宮の奇形、抗リン脂質抗体症候群などの女性の自己免疫異常、多嚢胞性卵巣症候群や甲状腺の異常、糖尿病などの病気などが考えられます。

このように考えると、「自分はこれらのどれかに該当するのかな?」と不安になってしまいそうですよね。もちろん、不育症は親に原因がなくても胎児の染色体異常のように胎児に原因がある場合もあります。中でも特に多い原因は胎児の染色体異常と言われており、不育症全体の約8割近くの原因が胎児にあることになります。流産を繰り返してしまうと、「自分に原因があるのだ。」と自分ばかり責めてしまう女性は少なくありません。

流産を繰り返しても自分だけを責めないで

でも、自分に原因がないことが8割近くもあるのですから、まずは不育症の検査を受けて本当の原因を知ることを考えましょう。そして、もし治療が必要な原因があることが分かれば、治療して健康的な体を目指していけば良いのです。ちなみに、不育症の原因は検査を受けても分からない場合があるのですが、こういう場合は胎児に原因があるのかも知れないと考えて自分を責めないことも大切です。

検査のみで治療を受けなくても、次の妊娠で無事出産を迎えることが出来た方は7割以上もいるようですから。治療代を心配している方も、不育症の検査や治療にかかる代金は保険が効く場合が多いようです。これならそこまで大きな金銭的負担の心配はなく安心ですよね。

参考:妊娠初期の流産のリスクはどのくらい?【妊娠初期:流産リスク】




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