7月 272015
 

日本は平均寿命の高い国として、世界的に知られていますよね。

「平均寿命」と聞いて、皆さんはどういうことを考えますか?

「平均寿命=(何人分かの死亡年齢)÷(人数)」だなんて思っている方も多いのではないでしょうか?

実は、平均寿命は「(何人分かの死亡年齢)÷(人数)」で求めたものではないのです。単純な計算式で求めたものかのように見えて、実際にはもっともっと複雑な求め方をしているものなんですよね。では、一体どういうものを平均寿命なのかと言うと、年齢ごとの生存数をグラフにして求めたものなのです。

平均寿命の求め方

例えば、年齢をグラフの横軸に、生存数を縦軸に設定するとしましょう。すると、生存数は年齢とともに当然減少していきますよね。初めのうちは緩やかに減少しても、年齢とともに減少率は高くなっていきます。こんなグラフの周りを囲むように、年齢の横軸や生存数の縦軸だけではなく、生存数のもっとも多い部分から横にまっすぐ年齢の横軸に平行な線、そしてもっとも高い年齢の部分から縦にまっすぐ生存数の縦軸に平行な線を引いて四角形を作ります。

さらに、色々な年齢の部分に生存数の縦軸に平行な線を引いて行きます。その線はグラフのどこかで交わりますよね。この交わった点から「生存数のもっとも多い部分から横に引いた線」に向かって引いた線、「生存数のもっとも多い部分から横に引いた線」、グラフの3つの線で囲まれた面積を①としましょう。

平均寿命から自分の余命を計算するのは難しい

それから、交わった点から「年齢の横軸」に向かって引いた線、年齢の横軸、グラフの3つの線で囲まれた面積を②としましょう。分かりにくいかも知れませんが、①と②の面積が同じ値になるように設定した交わった点が平均寿命を表すものとされています。

人によっては平均寿命から自分の余命を計算しようとしている方もいるのですが、平均寿命がこんなグラフから出された複雑な計算式である以上は、自分の余命を平均寿命から求めるには無理があるかも知れませんね。あくまでも参考程度でしょうね。いや、平均寿命が発表された年に誕生した赤ちゃんであれば、平均寿命から自分の平均的な余命を知ることができます。

自分の生まれた年の平均寿命が自分の平均寿命である

と言うのは、平均寿命自体が、発表された年に誕生した方の平均余命なのですから。今現在の高齢者が長生きであると思うと、「男性の平均寿命は70代で、女性の平均寿命が80代」なんて言うのも何となく納得してしまいそうですが。それ以上に「今年生まれた赤ちゃんも長生きなのだな。」と言うことが分かりますよね。こんなことを言われてもあまりにも先のことなので、なかなか実感がわきませんよね。

このように考えると、毎年のように平均寿命の発表を聞くことはあまり意味が無いかも知れませんね。それが本当に今の自分に当てはまる訳ではないのですから。今まで一喜一憂してきたのは、一体何だったのだろうと思いますよね。どうしても自分の平均余命を知りたいのであれば、ネットなどから自分の生まれた年の平均寿命を探してみるのが良いでしょうね。

参考:脳の老化の原因と対策について【脳の老化が始まる年齢】




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