3月 042016
 

「口腔アレルギー症候群(OAS)」と言う症状名を聞いたことのある人は多いでしょう。名前だけ聞いて、自分には関係のない症状だと即座に判断する人もいるのではないでしょうか。でも、口腔アレルギー症候群には花粉症が関係していることもあり、花粉症の発症者にも口腔アレルギー症候群の発症者がいるのです。では、口腔アレルギー症候群の症状について詳しく見ていきましょう。

口腔アレルギー症候群の症状は?:果物を食べると口がかゆい

口腔アレルギー症候群の症状が起こるタイミングは、主に野菜や果物を生の状態で食べている時です。生の野菜や果物を食べてからすぐ、口の中や口周辺が痒くなることはありませんか?

痒みではなく、痺れや刺激、むくみなどが起こる人もいるかも知れません。あるいは、喉の奥が詰まったかのような感覚がある人もいるかも知れません。重症の人だと、ショック症状の一種であるアナフィラキシーショックが起こることもあります。

いずれにしても、生の野菜や果物を食べた時に口や口周辺の違和感がある場合には、口腔アレルギー症候群の可能性が考えられます。症状は時間とともに治まることが多いのですが、なかなか改善しない場合や重症の場合には早めに医師に相談した方が良いでしょう。

口腔アレルギー症候群の症状が起こる仕組みは?:花粉症と果物の因果関係

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口腔アレルギー症候群も花粉症と同じように、アレルゲンや抗体が関係して発症するものです。口腔アレルギー症候群もIgE抗体が関係していて、アレルゲンとなる生の野菜や果物を摂取すると、口や口周辺でアレルギー反応が起こります。

なぜ花粉症のIgE抗体が生の野菜や果物にも関係するのかと言うと、生の野菜や果物にも花粉と構造の似たアレルゲンが存在するからです。ただ、生の野菜や果物のアレルゲンは、体内に取り入れて小腸まで行く間に破壊されるので、口や口周辺だけの症状で済みます。

口腔アレルギー症候群は予防できる?:スギ花粉症はトマトが苦手

「口腔アレルギー症候群は、実際にアレルゲンを食べてみないことには分からないだろう。」と思うかも知れません。でも、実際に食べてからアレルゲンを特定するのも、リスクが伴いますよね。

実は、花粉症の人であれば、苦手な花粉に似た構造の食品を知って、事前にアレルゲンを避けられることもあります。

スギ花粉症の人はトマト、シラカンバ花粉症の人はモモやリンゴ、サクランボ、ヨモギ花粉症やブタクサ花粉症の人はスイカやメロン、セロリ、イネ花粉症の人はスイカやメロン、トマト、オレンジが、今の段階で報告のあるアレルゲンのようです。

また、生の野菜や果物のアレルゲンはデリケートなので、加熱してから食べるのも良い予防対策になります。

参考:こういうものを食べ過ぎると花粉症になりやすくなる?




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